盗難車2台をタイへ向けて不正に輸出しようとしたとして、横浜税関は3月26日、東京都在住の男2人を関税法違反で横浜地方検察庁に告発したと発表した。
同税関によると、告発したのは、東京都新宿区百人町在住の日本国籍の会社役員の男(24歳)と、葛飾区亀有在住のパキスタン国籍の無職の男(31歳)。
2人は、盗難車の「トヨタ・アルファード」1台(時価約500万円)と、「レクサスLX570」1台(時価約1000万円)をコンテナに積載し、横浜港からタイに向けて輸出しようと計画。輸出申告の際、異なる車両に関する虚偽の輸出証明を申告した。
税関職員が昨年5月27日に発見。会社役員の男を3月17日、無職の男を3月26日に横浜地検に告発した。
また横浜税関によると、会社役員の男は昨年8月1日にも証明書を偽装し、別のトヨタ・アルフォード4台(時価総額約3200万円)をコンテナに積載してタイへ不正輸出しようとした。税関職員が発見し、2月21日に横浜地検に告発した。