タイ工業省工業経済局(OIE)の発表によると、2025年1月の製造業生産指数(MPI、基準年2016年=100)は98.89で、前年同月比0.9%低下した。前月比では8.7%増。設備稼働率は同1.93%減の60.38だが、前月比では同56%増加。
MGRオンラインの報道によると、OIEのパーサコン・チャイラット局長は、政府の1万バーツ給付策や個人所得税控除キャンペーン「イージーEレシート」政策などの景気刺激策により、いずれも前月比では増加したと説明。工業製品の輸出も拡大し、輸出金額は前年同月比17%増加した。
マイナス要因は、家計債務や生活費の高騰による内需の減少。特に消費財や自動車の購入が鈍化している。
2月のMPIについて、タイ中央銀行の政策金利引き下げにより、国内製造業は改善すると予測している。