タイ商工会議所大学経済ビジネス予測センター(CEBF)は、豚インフルエンザが世界的に大流行となった場合、世界経済を始めタイ経済に甚大な影響を及ぼす可能性を示唆した。これは各国が流行を予防するための予算を割くことから、経済促進政策への予算が減少するためだという。
もし豚インフルエンザの流行が長期化すれば、予防のため現在の1億2000万バーツの予算に加え、10億バーツの予算を割く可能性があると見ている。
だがメキシコ発の豚インフルエンザは、現在北中米を中心に蔓延しており、タイを中心とした東南アジアに入っていないことから、北中米への観光を検討していた一部観光客が、タイなどの東南アジアに変更する見通しだとしており、メリットもあるとしている。