タイ政府は、ラオスを経由してタイと中国を結ぶ初の高速鉄道を2030年までに完成させる予定だ。ジラユ・フンサブ政府報道官はこのほど、バンコクとナコーンラーチャシーマーを結ぶ第1期工事は約36%が完了していると述べた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、ナコーンラーチャシーマーから東北部ノーンカーイまでの延伸する第2期の設計も完成。閣議に承認を求める準備が整っているという。
タイ中高速鉄道の総延長は609キロメートル。総工費は4340億バーツの見込み。開通すればバンコクから中国南部・昆明を経由して北京まで移動できる。
同事業は、資金調達や両国の設計への相違、コロナ渦により10年近く遅れている。