タイ保健省は、現在15歳未満の子供が年間23万人ほど死亡しており、このうち溺死が約1500人いることを明らかにした。特に溺死者は15歳未満の中でも5-9歳が多く、学校が休みの3月に集中しやすいという。
また1300万人の子供のうち泳げる子供は200万人しかいないとの調査結果が明らかとなっており、保健省は特に溺死者が発生している、ラーチャブリー県、スリン県、ペッチャブーン県、ナコーンシータンマラート県の4-7歳を対象に水泳の特別授業を行うことを計画したという。
保健省は、今後10年以内に7歳以上の子供は全員泳げるようになることを目標に掲げている。
ちなみに15歳未満の死亡者の約20万人は、赤痢やコレラ、デング熱、腸チフスなどの病気で死亡している。