タイ政府は、平和的な宇宙探査と利用に焦点を当てたアルテミス協定に正式署名した。米航空宇宙局(NASA)と連携し、効率的で持続可能な月・宇宙探査を確保するなど国際協力の促進が目的。東南アジアで同協定に署名したのは、シンガポールに続き2カ国目。世界では51カ国目。
タイ政府広報局によると、調印式はスパマート・イサラパックディー高等教育・科学技術相が主催。ロバート・F・ゴデック駐タイ米国大使や、タイ地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)、NASAの代表者が出席した。
同局は、アルテミス協定の調印により、タイの研究者や学生、起業家が最先端の技術開発に携わる機会を創出し、国の宇宙技術力を高めるとしている。