タイ防災局によると、11月23日から12月3日の間に南部10県で洪水が発生し、25人が死亡、66万世帯以上が被害を受けた。水位は低下しているが、6県では広範囲の地域が現在も浸水しているという。
バンコク・ポストによると、洪水が発生した南部10県はチュムポーン、スラーターニー、ナコーンシータマラート、パッタルン、トラン、サトゥーン、ソンクラー、パッターニー、ヤラー、ナラーティワート。
マティチョンの報道によると、タイホテル協会(THA)は、洪水の影響で宿泊施設の予約キャンセルが相次いでいるという。特にマレーシア人旅行者のキャンセルが多く、影響は1週間程度続く見込み。
同協会のティアンプラシット会長は、9~10月に発生した北部の洪水と比べ、観光業への被害は軽微だが、水が引いた後の状況を把握する必要があると述べた。北部では大量の泥が堆積して清掃に時間が掛かったが、南部では泥の堆積は少なく、回復が早いという。