タイ中部ロッブリー県が大混乱に陥っている。同県ムアンロッブリー郡の動物保護所で16日以降、約200~300匹のサルが檻から脱走した。サルは道路上を走り回り、民家や駅、警察署などにも侵入した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、サルは保護所近くの警察署に侵入。食べ物を求めて民家の屋根に上って侵入したり、道路を走り回ったりして歩行者や車両の通行の妨げになっている。警察の調べによると、サルが揺らす力に檻が耐えられなかったという。サルは檻を突き破って脱走した。
当局は檻を修理。17日には約40匹のサルがエサを求めて檻に戻り、18日時点で86匹を捕獲した。残りのサルも多くは遠くに逃げず、檻の回りをうろうろしているという。