タイ中央銀行(BOT)の独立委員会は4日、同日に実施予定だったBOT理事会の新会長選出会合を11月11日に延期すると発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、財務省が推薦するキティラット・ナラノン元財務大臣について、政策金利の決定が政治的影響に支配される恐れがあると危惧する声が高まっているという。
新会長候補には、BOTが推薦する元エネルギー省事務次官のクリット・ソムバシリ氏や、タマサート大学評議会のスラポン・ニティクライポット会長が挙がっている。
BOT理事会は、政策金利を決定する金融政策委員会のメンバーを選出する委員会を主導するほか、次期BOT総裁の選出にも影響力がある。