タイのスリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸大臣は22日、バンコク都心部を走る自動車の運転手に課す渋滞税について、6カ月から1年を目処に実現可能性を調査すると述べた。
マティチョンの報道によると、同省は、渋滞税の他国での導入例や、運用方法について調査する。徴収した渋滞税は、政府がバンコク首都圏を走る電車の運営権を民間企業から買い戻すために設立する基金に充てる方針。
スリヤ運輸相は、渋滞税の導入により、首都圏の全路線の運賃一律20バーツが実現すると述べ、運賃一律20バーツ措置の来年9月実現に自信を見せた。
渋滞税は車両1台当たり40~50バーツの見込み。電車沿線道路を走る一般車両が対象で、ピックアップトラックは対象外。渋滞税の導入に先立ち、公共インフラの拡充にも注力する方針。