タイ工業連盟(FTI)の16日発表によると、9月の産業景況感指数(TISI、100以上で好感)は前月比0.6ポイント減の87.1で、2カ月連続で低下した。81.1は今年の最低数値。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、FTIのイッサレート副会長は、北部や東北部、中部で発生した洪水被害による経済損失は約300~500憶バーツ規模だと述べた。
また高水準の家計債務により内需が縮小。金融機関のローン融資の条件厳格化により、1~8月の自動車販売は前年同期比24%減、バイクは同11%減少している。
3カ月後の指数予測は、前月の95.2から96.7に上昇。9月25~30日に実行した社会的弱者に対する1万バーツ現金配布政策が、生活用品などの消費刺激に役立ったと指摘した。