ネットで注文した商品の代金を支払う前に、購入者が届いた商品を開封して中身を確認することを可能にする「ディー・デリバリー(Dee-Delivery)」新法が3日、タイで施行した。
首相府のジラポーン・シントゥプライ大臣は、インターネットショッピングの人気が高まる中、新法で購入者と物流会社を保護できると述べた。配達された商品が、不良品や破損品、注文と異なる商品だった場合、購入者は5日以内に商品を返品し、支払いを拒否できるようになる。
タイではネット注文の着払いによる詐欺被害が増加。注文と異なる商品や破損品が届く被害が相次いでおり、購入者が販売元に問い合わせても連絡がつかずに返金してもらえないことが問題となっている。
商品を返品された販売元の会社は、商品を点検し、購入者の苦情が正当だった場合は15日以内に返金する必要がある。
新法は7月5日に官報で発表していた。