タイのペートンターン・シナワット首相は、イスラエルの治安状況を注意深く監視し、現地のタイ国民への情報提供と、必要に応じて迅速な避難を提供するよう在テルアビブのタイ大使館に指示した。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、ペ-トンターン首相は2日、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃を受け、地域紛争への緊張の高まりに懸念を表明。チラユ首相顧問によると、イスラエル国内に滞在するタイ国民に速やかに通知を出し、確実に安全な場所へ迅速に避難するため、関係者と協力するよう指示した。
同大使館は9月30日、イスラエル国防軍がメトゥラ、ムルスガヴ・アム、クファル・ギラディの3都市を民間人の立ち入りを禁止する「軍事封鎖地域」に指定したと報告。同大使館は1日に最新情報を掲載し、レバノン国境北部3都市のドベフ、ツォヴォン、マルキアが軍事封鎖地域に追加指定されたと伝え、6都市に滞在チュのタイ国民は直ちに退避するよう勧告した。