タイ北部ピッサヌローク県で15日実施した第1区補欠選挙で、タイ連立政権の中核与党、タイ貢献党のチャデット候補が、野党の人民党(元前進党)候補者のナタチャノン氏を破り、勝利を確実にした。同県でのタイ貢献党の勝利は20年ぶり。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、非公式の開票結果で、チャディット氏が3万7209票、ナタチャノン氏が3万640票を獲得。6000票以上の差でチャディット氏が勝利した。第1区の有権者は13万8705人。投票率は54.95%。
15日午後7時15分、タイ貢献党幹部らは選挙管理本部で勝利宣言。ソムサック保健相は、ペートーンターン新首相に寄せられた信頼が20年ぶりの勝利に繋がったと述べた。
第1区補欠選挙は、裁判所より10年間の政治活動禁止命令を受けた元前進党議員の失職に伴い実施した。