タイ北部チェンライ県メーサーイ郡でサイ川が氾濫し、10日未明から複数の村が冠水している。同地域では熱帯低気圧「ヤギ」の影響で、8日から大雨が降り続いていた。
マティチョンなどの現地報道によると、現地では救助活動が続いている。フェイスブックページ「メーサーイ集落」には、住所付きで救助を求める投稿が相次いだ。学校にいる生徒・教師ら約30人や、屋根の上に避難した80歳の男性らが、救助を待っているという。
地区当局は住民に対し、荷物を上の階へ移動するよう警告。電力会社はショート事故を防ぐため出動した。郡当局は、サイ川沿いに緊急堤防を作るため職員を派遣している。