タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)が発表した7月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は、前年同月比0.83%増の108.71で、4カ月連続で上昇した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同局のプーンポン局長は、燃料価格が高騰した影響で、インスタント食品や生鮮果物、コメなどの食品価格が上昇したと述べた。
食品・ノンアルコール飲料は同1.27%増、非食品・飲料は同0.50%上昇した。
変動の激しい食品とエネルギーを除くコア CPIは、同0.52%上昇。1~7月の平均CPIは、前年同期比0.11%上昇した。
同氏は、8月のCPIは7月と同程度の緩やかな上昇率になると述べた。またタイのインフレ率は、他国に比べ低い状況が続いている。世界135経済圏の中で5番目に低く、アセアン9カ国中で2番目に低くなっている。