豪雨が続くタイ中部プラーチーンブリー県で30日未明、カオヤイ国立公園で鉄砲水が発生した。流出水は下流のナーディー郡サムパンター町に流れ込み、一部地域では水位が2メートルまで上昇。村人約200人が緊急避難した。
マティチョンの報道によると、国立公園内の観光名所であるタクロー滝とサイヤイ川、ナーンローン滝は、立ち入り禁止となっている。
住民の避難を支援した軍と救急隊員によると、強い流れと高い水位で交通路が遮断され、深夜帯の避難は困難を極めたという。
カオヤイ国立公園によると、カオキアオ山では1日の雨量が100ミリを超える降雨が数日間続いていた。