タイ・バンコク首都圏を走るバス107路線の改革が25日始まった。バンコク都市交通局(BMTA)は、運行中の一部路線を民間業者に譲渡。だが運行便数の減少や運賃の増額、待ち時間の長さなどが発生し、通勤・通学に混乱が生じた乗客からは、疑問や批判の声が上がっている。
タイラットの報道によると、改革初日にバスを利用した乗客の中には、これまで1回の乗り換えで目的地に到着できたところが、複数回の乗り換えと乗車賃が必要になった人も。またBMTAが運行するバスは初乗り8バーツだが、民間企業のバスは初乗り15バーツになっているため、運賃が増額になるケースが多いという。
またバス番号も変更されているため、どのバスに乗れば良いか分からず困惑する乗客も多かった。
BMTAの利用者数は1日当たり約65~70万人。所有する車両は、普通バス1520台とエアコン付きバス1365台の計2884台。