タイ国家水資源局は24日、チャオプラヤーダム(中部チャイナート県)の貯水量が増加したため、ダム放流を開始した。チャオプラヤー川沿いのウタイターニー、シンブリー、ロッブリー、スパンブリー、アーントーン、アユタヤ、チャイナートなど11県の住民や企業に対し、水害の被害に備えるよう警告している。
プラチャーチャート・トゥラキットなど現地報道によると、ダム放流は毎秒700立方メートル。ダム下流のチャオプラヤー川の水位は、24時間で最大1.2メートル上昇する可能性がある。
同局は、北部の西側と西部、東部では、7月29日まで大雨の予想で、降り続く雨による低地の氾濫に警戒が必要だと警告。30日からは北部の北側、東北部で警戒が必要だとしている。