タイの憲法裁判所は17日、選挙管理委員会(EC)が最大野党の前進党の解党を求めた裁判で、8月7日午後3時に判決を出すと決定した。
マティチョンの報道によると、憲法裁は判決を下すために十分な証拠がそろったため、追加の調査は不要と判断。審理の終了を決定した。前進党が最終陳述を希望する場合、7月24日までに裁判所へ書面を提出できる。
前進党のチャイタワット下院議員は、憲法裁の判断について「残念だ」と述べ、前進党の活動は国家転覆に当たらないと主張した。
ECは3月、前進党が推進した刑法第112条(不敬罪)の改正について、国家転覆の疑いがあるとして、前進党の解党を求める請願を裁判所に提出していた。
憲法裁は基本法第92条に基づき、立憲君主制を脅かすとみなされる政党を解散させる権限がある。