6月30日午前、タイ深南部ヤラー県バンナンサター郡の警察官舎前で自動車が爆発し、現場を通りかかった女性教師1人が死亡、警察官や地元住民ら34人が負傷した。警察は爆発物を仕掛けた疑いで、地方行政機関の関係者ら2人を拘束した。
タイポストの報道によると、警察は同県ターントー郡行政機関に所属する土木技術補佐のムストファ・マラエ(27)と、連絡係を務めたという45歳の男を拘束。警察の取り調べによると、爆発した車両は地方行政機関の所有物で、先月29日に盗難されていた。最後に使用したのはムストファ容疑者だという。
軍の情報筋によると、自動車爆弾テロに関与したのは少なくとも10人以上で、容疑者らは偵察や逃走支援など綿密な計画をして実行したという。警察はマレーシア国境付近に潜伏しているとみられる他の容疑者らの捜索を続けている。