米国務省が24日発表した2024年人身売買報告書によると、タイは3年連続で第2層に留まった。タイ政府は人身売買根絶に向けた取り組みを実施してきたが、基準を満たしていない分野があるという。
タイラットの報道によると、タイ社会開発・人間安全保障省のヴァラウット・シルパアルチャ大臣は、人身売買の捜査と起訴件数の増加と、移民労働者の被害者の特定などが、改善点として評価されたと述べた。
一方で報告書によると、被害者支援は全国的に差があり、関連する政府機関の汚職が対策を妨害しているという。バンコク・ポストによると、ヴァラウィット大臣は、第1層昇格に向けて取り組んでいると述べ、詐欺事件やオンライン人身売買の増加に対処する必要性を強調した。