タイ観光スポーツ省は、外国人旅行者向けの無料保険制度「タイ旅行者安全システム」を、2024年12月31日まで延長すると発表した。 同省は、事故や犯罪、死亡した場合に外国人旅行者に現金を支給する同システムを1月1日から開始。8月31日で期限が終了する予定だった。
タイ政府広報局によると、補償額は死亡が最高100万バーツ(約430万円)。永久的な身体的障害には30万バーツ(約130万円)、事故による怪我は医療費として最大50万バーツ(約220万円)を支給する。
旅行者が旅行業者から保険請求できる場合や、ホテル・観光事業者が別途保険を支給する場合、補償は適用されない。
同省のサームサック大臣は、同システムを継続することで、外国人旅行者の信頼と安全への認識を高めることを目指すと述べた。システム継続のための予算は追加しない。