1988年以降、米国ニューヨークのメトロポリタン美術館に保管されていたタイのブロンズ像「ゴールデンボーイ(黄金の少年)」がこのほど、タイに帰還した。バンコク国立博物館で22日から一般公開され、多くの見物客が訪れた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、「黄金の少年」はヒンズー教のシヴァ神で、約900年前の中部ロッブリー産とみられている。公共放送PBSによると、約50年前に北東部ブリーラム県でサツマイモ堀りをしていた女性が発見して警察に届けたが、その後バンコクの外国人に売却された。
メトロポリタン美術館は昨年12月、「黄金の少年」と、約900年前にタイで制作された青銅彫刻「ひざまずく女」をタイに返還することで合意していた。