タイ地元紙各紙によると、タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)を中心とした赤服集団の幹部の一人が14日、約3週間に渡って続けられたデモ集会を解散することを発表した。既に集会に参加していた人々は解散を始めた。
他のUDD幹部は当初デモ集会を継続させるとしていたものの、タイ軍による解散圧力等によりデモ参加者数が大幅に減少していたことから、解散を余儀なくされたとみられる。
UDDは昨日(13日)午後9時30分頃、首相官邸付近にあるナンルーン市場で近隣住民と衝突し、住民に発砲したことで男性2人を殺害し数十人が負傷する事件を起こし、近隣住民からも反発を招いていた。