日・ASEAN統合基金(JAIF)は、2014年から2024年の間に、タイ国内の地雷1万8000個以上の除去を支援した。カンボジア国境付近の土地8600万平方メートルが、安心して生活できる土地になったという。
在タイ日本大使館によると、梅澤政務公使は4月1~2日、東北部ウボンラーチャターニー県を訪れ、JAIFによる地雷除去プロジェクトを視察した。また日本政府は、JAIFの支援を通じ、地雷の被害で身体などに影響を受けた住民向けの職業訓練支援を提供している。
同地域は周辺国との摩擦により、カンボジアとラオスとの国境地帯に地雷汚染地域が残る。地元住民は森林地域での収穫や放牧で生計を立てているが、足や命を失ったり、家畜が負傷したりする被害が出ているという。