タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)が発表した3月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は107.25で、前年同月比0.47%低下した。減少は6カ月連続。
TPSOによると、政府による生活支援措置の継続で、光熱費やディーゼル価格が維持されていることが主な要因。植物油や豚肉、野菜の価格下落も影響した。
一方、猛暑の影響で生鮮野菜や果物の収穫量が減少し、価格が上昇。インフレ率は前月比0.03%増加した。
第1四半期の平均CPIは、前年同期比0.79%減。
生鮮食品とエネルギーを除いたコアCPIは104.61で、前年同月比0.37%上昇した。第1四半期の平均コアCPIは、前年同期比0.44%増加した。