トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が27日発表した自動車販売統計によると、2月のタイ国内販売台数は、前年同月比26.1%減の5万2843台で、前月より減少幅が拡大した。乗用車販売は2万台を下回り、同20.1%減の1万9861台だった。
商用車は同29.4%減の3万2982台で、先月に比べ減少幅が縮小した。1トンピックアップトラックは低迷が続き、同44%減の1万8839台。
メーカー別では、首位はトヨタで1万9702台(同23.1%減)。2位はホンダで8587台(同1.4%減)。3位はいすゞで7653台(50.2%減)だった。
バンコク・ポストによると、タイ工業連盟(FTI)自動車産業部会のスラポン副会長は、「自動車販売の減少を懸念しているが、今年下半期の国家予算支出による経済改善については、前向きに捉えている」と述べた。
金融機関のローン審査の厳格化が、売上拡大の最大の障害だと指摘。ピックアップトラックの販売減少は「本当に心配している」と懸念を示した。