仮釈放中のタクシン・チナワット元首相は26日、タイ・バンコクのタイ貢献党本部を17年ぶりに訪問し、議員らと面会する。各メディアが24日報じた。
プラチャーチャート・トゥラキットによると、以前から多くの同党議員や党員がタクシン氏との面会を希望。全員がタクシン氏の私邸を訪問すれば、渋滞の発生などが予想されるため、タクシン氏が党本部を訪問するという。
タクシン氏は午後1時45分から、下院議員とグループごとに面会する予定。党の会合など、公式の活動には参加しない。
バンコク・ポストによると、タイ貢献党の幹部らはタクシン氏の訪問について、特別な意味は無く、党員と議員らに「称賛し尊敬する人物」に会う便利な手段を提供するだけだと説明。政権の中核を担う党に対する、タクシン氏の支配力を示すものではないとしている。