タイのアルコール飲料規制委員会が、酒類の商品ラベルに関する規則の法制化を進めている。ラベルの30~50%以上の領域に、アルコールの危険性について警告するメッセージの掲載を求める内容で、生産会社などから反発の声が上がっている。
マティチョンの報道によると、飲食店・ストリートフード協会のプラパッソン会長は26日、アルコール飲料を普段から飲んでいる顧客は、メリットとデメリットを既に理解しているため、ラベルの見栄えを悪くしても飲酒に影響しないだろうと述べた。
また、ラベルの変更は企業のコストを増大させ、地酒や地ビールを含めたアルコール飲料の輸出を促進させる政府の方針と矛盾すると指摘。美しいラベルは海外での認知度を高める効果があるが、恐怖を与えるラベルはデメリットの方が多いと訴えている。