タイのセター首相は22日、スパンブリーとロッブリーの両県で、手軽に収穫するために葉などを燃やしたサトウキビが約200万トンあると報告を受け、驚いたと自身のツイッター(現X)に投稿した。
カオソッドの報道によると、全国でのサトウキビ焼却は、前年比5%減の28%。セター首相は、2~3月のPM2.5について、農作物の焼却による粉塵が主要な原因だと指摘。大手製糖企業に対し、農家のサトウキビ焼却の削減を支援するよう求めた。
大気汚染物質PM2.5の原因の1つとされている焼き畑を抑制するため、政府は罰則を設けて対策。スパンブリー・ロッブリーの2県での収穫後の野焼きは、前年比で5~10%減少。一方で、工場が買い取った焼却済みサトウキビは200万トンになるという。