トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が23日発表した自動車販売統計によると、2024年1月のタイ国内販売台数は、前年同月比16.4%減の5万4814台だった。低迷が続く商用車の1トンピックアップトラックは、同43.5%減の1万7938台で、2万台を割り込んだ。
乗用車は同2.4%増の2万3412台、商用車は同26.5%減の3万1402台。
メーカー別では、首位はトヨタで1万7526台(同26.3%減)。2位はホンダで8297台(同17.4%減)。3位はいすゞで7930台(45.9%減)だった。
同社のスパコーン上級副社長は、商用車市場について、国内経済の回復の遅れに対する消費者の懸念と、金融機関のローン審査の厳格化が相まって低迷が続いていると説明。自動車市場全体に影響を与えていると述べた。
2月の国内自動車市場は、政府の経済刺激策「イージーEレシート」や電気料金の引き下げ、観光ビザ免除などによる国内の資金流通の増加が、自動車業界に好影響を与えたと指摘。多くのメーカーから新モデルの発表もあり、改善傾向にあるとしている。