タイ内閣は20日、カザフスタン人観光客に対するビザ無し入国制度を、6カ月延長すると閣議決定した。政府が昨年、観光促進の一環として9月25日から導入した同制度は、2月29日が期限となっていた。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイ政府観光庁(TAT)の統計によると、2023年9月25日から2024年1月10日までに、タイへ入国したカザフスタン人旅行者は6万8824人。2023年通年では17万2828人で、過去最高を記録した。
セター首相は、一般旅行者の1人当たりの平均消費額が約4万5000バーツなのに対し、カザフスタン人旅行者は7万5080バーツで、購買力の高い観光客グループだと指摘した。