マティチョン・オンラインの1日付報道によると、タイの改革派野党、前進党の公式ホームページから、刑法第112条の改正を目指す政策に関する記述が消えていることが分かった。
タイ憲法裁判所は1月31日、刑法第112条(不敬罪)の改正を公約に掲げて選挙運動を展開した前進党と元党首のピタ氏に、「国家転覆の意志がある」として、違憲判決を出していた。判決により前進党は、演説や印刷物などで、同法の改正を訴えることを禁止されたため、公式サイトからも該当の記述を削除したとみられる。
前進党の公式サイトには、2023年に実施された総選挙に関するページがあり、全国の下院選挙区や議員の情報、刑法第112条の改正を含む党の政策約300項目が掲載されていた。