タイ北部チェンライ県で20日午後、学校で勤務中の女性教師(41歳)が、校内に侵入した男(38歳)に襲われる事件が発生した。警察は、監視カメラの映像から、元学校職員の庭師を逮捕。タイ政府は事件を受け、教師による夜間の校内巡回を廃止し、新たに管理人を追加雇用する方針。
バンコク・ポストなどの報道によると、ラノーン県で移動会議を開催していたセター内閣は、1999年7月に閣議決定した教師の夜間校内巡回制度を廃止すると決定。国家警察本部と内務省に対し、時間外に学校を監視する警察や行政職員を配置するよう指示した。
またタイ教育省は、内務省とタイ王立警察と協議。全国2000校の夜間巡回のため、新たに管理人を1万9000人追加雇用する方針だという。