イエメンの武装組織フーシ派による船舶への攻撃が紅海で続いていることを受け、タイ商務省国際貿易振興局(DITP)は、タイ船荷主協議会(TNSC)など関係者らに対し、海上輸送費の維持を要請した。船舶各社は、予約分の値上げは実施しないとしている。
カオソッド・オンラインの11日付報道によると、DITPのプーシット局長は、TNSCなど関係者と会談。TNSCのチャイチャーン会長は、紅海での船舶攻撃は長期化する可能性が高く、輸送費に影響が出始めており、輸出業者は対応を迫られていると述べた。
特に北アフリカや中東、EUへの輸送に遅延が発生する可能性があるという。タイのヨーロッパ向け輸出額は、全体の約7~8%となっている。