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　日本政府は、タイ北部ナコーンサワン県パイサリー郡ワンナムラッド区の高齢者デイケアセンター整備のため、ワンナムラッド区家族開発委員会（FDCWD）に対し、総額303万5000バーツを支援した。



　在タイ日本大使館によると、支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力によるもの。地域の高齢者へ適切なケアを提供するため、２階建てデイケアセンター１棟を整備した。これまでFDCWDが利用していたスペースは屋根のみで、壁やトイレのない簡易な建物だったという。

　14日に引渡式典があり、チャッチャイ・ウォンパリヤゴーン郡長やバーヤン・マーライFDCWD会長、在タイ日本国大使館の鈴木昭喜二等書記官ら関係者が出席した。

　FDCWDは、高齢化社会の進行により増加する健康問題に対応する活動を実施。ワンナムラッド区行政機構などと協力し、高齢者の健康促進に関するセミナーやストレッチなどの身体的ケア、人との交流や職業訓練活動などを通じた心理的ケアを行っている。