タイ地元紙によると、TISCOセキュリティーズ(TISCO)リサーチは、当初の予測より経済が悪化していることから、、通年の同成長率予測をマイナス0.8%からマイナス3.9%に引き下げたことを明らかにした。今年第1四半期のタイのGDP成長率がマイナス6.5%と予測している。
今回成長率予測を引き下げた理由として、現在タイからの主要輸出先となる日米独の3カ国の貿易額が大幅に下落し、回復までにかなりの時間を要するためだという。また現在の財政政策では、国外からの減少した分の需要をカバーできていないことも引き下げた理由だとしている。
現在の政府の経済促進政策に対して、短期経済促進政策としては規模が小さすぎるとしており、政府は長期経済促進政策ばかり重視するのではなく、短期経済促進政策にもっと眼を向けるべきだと批判している。