タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は9日、10月の消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index:CCI、100以上が好感)は、過去44カ月で最高の60.2だった。前月の58.7から1.5ポイント伸びた。上昇は3カ月連続。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
項目別では、全体経済は54.5(前月53.2)、就職機会は57.0(同55.4)、将来収入は69.2(67.4)で、全項目3カ月連続で上昇した。
同センターのタナワット局長は、電気・燃料料金を値下げする新政府の生活支援策により、国民の信頼感が戻りつつあると分析した。また消費者は、立場の異なる複数政党が新政府を樹立し、政治的対立が解決したことで、将来のタイ政治に安心感を持てるようになったと指摘した。
一方で消費者は、世界経済の低迷を懸念。特にイスラエルの戦争の長期化や激化を不安視している。