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　タイラットの報道によると、現地時間8日午前11時50分頃、タイのバンコク都プラカノーン区のスクムウィット通りソイ64付近で、工事用に掘削されていた幅約1.5メートル、長さ約6メートル、深さ約8メートルの穴にトラックがはまり、運転手１人と通行中のバイク運転手１人が負傷した。



　報道によると、トラック所有者は８日午後6時20分頃、調達したクレーン２台でトラックを撤去。周辺は事故発生から７時間にわたり、数キロメートルの渋滞が発生した。

　トラックが落ちた穴は、タイ発電公社が電線地中化工事のために掘削したもの。工事は夜間に行い、昼間はコンクリートの蓋で塞いでいた。落ちたトラックは推定重量25トン以上で、重さに耐えきれなかったとみられる。

　事故により、スクムウィット通りの上り線はバーンナー・トラード通りまで渋滞。チャッチャート都知事は8日午後1時頃に現場に到着し、電線地中化プロジェクトを一時停止するよう指示した。

　ザ・ネイションの報道によると、トラックは建設現場の土を運搬中だった。タイ発電公社は、積載していた土の重量計測をトラック所有者が拒否したと警察に通報。運転手は警察に対し、重量制限を超えていないと話したという。一方、トラックのフロントガラスには、警察が闇で売買している過積載を見逃す目印のステッカーが貼ってあるとの情報もある。