タイ鉄道の安全を72年間守ってきた鉄道警察が16日、活動を終了した。警察機関の縮小を定めた2022年国家警察法による措置。マティチョン・オンラインが報じた。 記者はナコンラチャシーマ駅へ向かった。同駅の担当警官は29人だが、構内に鉄道警官の姿は無かった。国家警察本部へ転属したという。 ある鉄道利用者は、特に停車駅が少ない路線で、安全に乗車できるか不安だと話した。電車内で酔っ払い客が暴れた際、鉄道警官が駆け付けて事態を収拾したのを間近で見た経験もあり、鉄道警官がいる方が安心だと語った。