スタンダードチャータード・バンク(タイ)ウサラー女史は、今年第1四半期において輸出業はまだ回復していないと発言した。金の輸出を除いた2月の輸出額は前年同月比24.5%減となったことや、消費者信頼感指数が大幅に低下したことに加え、今年3-4月の輸出も停滞する傾向にあるとしており厳しい状況が続いているいう。
同女史は、今年上半期の輸出業は回復する見込みはない。その影響もあり今年第1四半期のGDP成長率は、昨年第4四半期のマイナス4.8%を下回る可能性が高いと述べた。同バンクの予想では今年第1四半期のGDP成長率はマイナス5%以下としている。
また経済促進のため、今月8日に開かれるタイ中央銀行金融政策決定委員会(MPC)で政策金利を現行から0.25%引き下げるとの予想を明かした。