タイ保健省食品・医薬品局(FDA)は25日、日本産水産物を分析した結果、基準値を超える放射性物質は検出されなかったと発表した。
FDAは、福島第1原発処理水の海洋放出が始まった8月24日以後、日本から輸入する水産物の放射性物質検査を厳格化していた。これまで水産物75件からサンプルを採取し、タイ原子力平和利用事務局(OAP)でセシウム134やセシウム137を検査。42件からはタイの安全標準値を超える放射性物質は検出されなかったという。残りの33件は検査中。
FDAは、基準値を超える放射性物質を確認した場合、すぐに輸入を停止するとしている。