タイ商務省が発表した8月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は108.41で、前年同月比0.88%上昇した。前月比では0.55%増
同省によると、燃料価格の高騰が主な原因。またエルニーニョ現象によるコメ収穫量の減少を懸念し、コメ業者が在庫を増強。コメ価格の上昇要因となっている。一方、豚肉価格は下落が続いている。
振れ幅の大きい生鮮食品とエネルギーを除いたコア指数は104.41で、前年同月比0.79%上昇と伸びが鈍化した。1~8月の平均インフレ率は、前年同期比2.01%増、平均コアインフレ率は1.61%増となった。