バンコク・ビズの28日付報道によると、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が開始したことを受け、タイ水産省は日本産水産物の検査レベルを引き上げ、監視を強化している。同省によると、これまでの検査では、全て放射性物質の安全基準値内だという。
同省よると、東京都と福島県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、宮城県、新潟県、長野県、埼玉県などの原発に近い都県からの水産物を重点的にランダム検査。基準を超える放射性物質が検出された場合、回収や輸入停止措置を取るという。
日本の厚生労働省によると、2022年から2023年4月に検査した福島県産水産物4375点からは、基準値を超えた放射性物質は検出されていない。