トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が28日発表した自動車販売統計によると、7月の国内販売台数は、前年同期比8.8%減の5万8419台で、3カ月連続で減少した。金融機関の融資の厳格化などが影響した。
乗用車は同17.3%増の2万5511台、商用車は同19.9%減の3万5908台、1トンピックアップトラックは同26.6%減の2万4982台だった。
メーカー別では、首位はトヨタで2万421台(同0.7%減)。2位はいすゞで1万1735台(同27.9%減)。3位はホンダで7551台(4.1%増)だった。
同社のスパコーン上級副社長は、8月の自動車市場について、新政権発足により回復の望みがあると予測。バンコクで8月25日から9月3日まで開催される自動車・バイクの展示販売会「バンコク・インターナショナル・グランド・モーターセール2023」に期待を示した。
一方、家計債務に影響を与える経済変動や、金融機関のローン審査の厳格化など、依然として重要なマイナス要因があるとした。