タイのドーンムアン空港に22日午前9時(日本時間11時)に到着したタクシン元首相は、9時25分、プライベートジェットターミナルから姿を現し、集まった支持者から大きな歓声が上がった。
濃紺スーツと赤色ネクタイ姿のタクシン氏は、長女のピントーンター氏、長男のパントンテ氏、次女でタイ貢献党幹部のペートンターン氏と共に現れ、合掌して集まった人に挨拶。玄関前に設置されている国王の肖像画の前でひざまずき、黄色い花輪を手向けて敬意を表わした後、ゆっくりとした足取りで群衆の近くへ向かった。
タクシン氏は集まった人に手を振り、何度も合掌して感謝を表わした。最後に群衆に近づくと、タクシン氏と触れ合おうと熱心に手を伸ばす支持者らの様子が見られた。タクシン氏は3分ほどで玄関前を後にし、再び空港建物内へ入った。