バンコクビズの報道によると、タイの総選挙で第1党となった前進党は15日、タイ貢献党が樹立を目指す新連立政権の首相候補を支持しないと発表した。親軍政党が連立に参加することへの反発から、党の総意で「政権樹立に参加しない」と決定したという。
前進党のチャイタワット書記長はバンコク都内で会見し、親軍政党が参加する新連立政権は、5月14日に実施された総選挙で示された国民の意志に反し、総選挙の結果を反故にした上院の希望に従う行為だと述べた。また親軍政党が参加した政権では、進歩的な政策を実行できないとした。
前進党の決定は全員の総意かとの質問に対しては、「全会一致の決定だ」と述べた。