マティチョン・オンラインの20日付報道によると、タイ議会下院のワン・ヌール議長は19日、第3回首相指名選挙を7月27日午前9時30分に開始すると述べた。政党が首相候補者を指名した後、候補者の資格に関する議論に入る。首相選出には374票の獲得が必要。午後5時までに議論を終え、採決に進む予定だ。
バンコクポストによると、首相選挙でピタ氏の立候補が否決されたことを受け、タイ貢献党が新政権樹立の最有力候補として浮上。首相候補としてタイ貢献党のセーター・タビシン氏が指名される予定だが、上院議員は前進党と連立を組む政党候補への投票を拒否する構え。同党のスリヤ氏は、上院議員と協議する必要があるとした。
またスリヤ氏は、8政党で今後の対応について協議すると述べた。ピタ氏の再指名が否決されたことについて、再指名は会期中に否決された動議の再提出を禁じる議院規則第41号に違反していないと指摘。今回の決定が今後の基準となることに懸念を示した。