タイ商工会議所大学・経済ビジネス予測センター(UTCC)が発表した6月の消費者信頼感指数は(CCI、100以上が好感)は56.7で、前月から1ポイント改善し、過去40カ月で最高だった。上昇は13カ月連続。バンコク・ビズが報じた。
UTCCのタナワット局長は、消費者は観光業の回復を実感し、経済が好転しつつあると述べた。石油価格の下落で生活費の負担が軽減されたため、消費者信頼感指数は全項目で上昇した。
全体経済は51.2(前月50.2)、雇用機会は53.7(同52.8)、将来所得は65.1(同64.2)、現在の消費者心理は41.6(同40.5)、将来信頼感は63.9(同63.1)にそれぞれ上昇した。
報道によると、指数は依然として100を下回り、消費者が現状の経済に自信を持てないことを示している。総選挙後の政情不安や、電気代などの生活費高騰が影響し、回復が遅いという。